患者さんの声



●胃腸の内視鏡検査をうけて (50歳代 女性)


わずか3時間半の検査で得られた、安心という収穫の大きさ

初めての内視鏡検査で、胃と腸の両方を調べることにしました。

看護師さんに案内されたこうちクリニックのトイレ棟は、ナチュラルな色のフローリングに開放的な窓。外の景色を眺めるように並んだリクライニングシート、脇のテーブルには個人用のテレビが置かれていて、イヤホンを耳に患者さん達が思い思いの番組を楽しみながら紙コップの液体を口にしていました。それは腸の中をからっぽにするための洗浄液。スポーツ飲料が少しコクを増したような味でした。1800mlのボトルからコップに移し、1時間かけて飲んでいきます。これを飲むことで当然トイレに行きたくなるわけですが、安心だったのはリクライニングシートとはまた別の、一人一人に与えられた部屋。木製のドアを開けると、奥にはメーンのトイレ、またその脇にはロッカーも配した4畳程のスペース。誰にも気を使わず用を足せる安心感とちょっと贅沢な気分を味わいながら読書もしました。
私は前日に、朝食から夕食までの献立が入った検査食セットを摂っていたので、腸洗浄液を飲み干す頃には、ちょうどお腹の中のもきれいになったようです。
その後、検査服に着替え、大きめのグミのようなものを口に含み溶かせながら検査台へ。鎮静剤の注射をしてからの私は眠ったままの状態で、胃と腸を一度に診てもらうことができました。
要した時間は午前9時半から午後1時まで。検査費用は8,800円でした。


50歳を過ぎ、ピロリ菌や逆流性食道炎、また近頃、便が細くなるなどの心配事も抱えていたのですが、担当の先生のご説明と異常なしの結果を頂き意気揚々と帰宅。わずか3時間半の検査で得られた安心という収穫は大きく、これまで壁を感じていた内視鏡検査は、いっきに身近な健康診断だという感覚になったのでした。